捨て猫店長の美容ブログ!

美容で変わり人生をもっと楽しみませんか?

汗でお悩みの方へ!解決の糸口になることを願います!

今日のテーマは「汗について」

時期外れ感がすごいけどそこはお気になさらず!

 

~もくじ~

・汗について

腋臭症多汗症

・治療法

今回はこの3つ!!汗のことでお悩みがあり治療したいけど分からないと言う方には是非とも読んでもらいたいです!ちょっと前置きが長いので解決方法の治療について知りたい場合は下の方までぶっ飛ばしてください()

 

 

まず、そもそも汗とは

・汗には「アポクリン腺」と「エクリン腺」の2種類の汗腺から分泌されて体温調整を行う役割があります。

例えば、気化熱を奪って体温を低下させて高温環境適応したりや激しい運動による体温の上昇を抑えたり

種類はざっと3種類で先に述べた「温熱発汗」、精神的緊張による「精神性発汗」、酸味や辛味による強い味覚刺激による「味覚性発汗」がありますね。(辛味なんてありません~、痛覚ですぅ~とか思ってる輩はほっときますね^^)

 

ここでは、特に悩みで多いであろう「腋臭(わきが)」や「多汗症」について述べますね

 

~汗の組成と性質について~

⒈エクリン腺

皮膚のほぼ全面に存在。汗腺の数は全体で200500万個で、部位別では「手のひら」「足の裏」が特に多く、次に「頭部」「額」で体幹1番少ないです。

汗の主な成分は「NaCl(塩化ナトリウム)」「尿素」「乳酸」「硫化物」「アンモニア」「尿酸」「クレアチニン」「アミノ酸」などの含んでいます。汗のPhは5.7~6.5で皮膚表面を弱酸性に保っています。その為、細菌の増殖を抑えて、皮膚の保護作用を持っています。汗をそのまま放置すると分解されてアルカリ性となり、夏場など高温多湿な条件も重なると菌が繁殖しやすくなります。

足がよく臭くなるのは靴の中で高温多湿になることで菌が繁殖しやすい環境になるからです。

 

アポクリン腺

別名、大汗腺とも言われていて先に述べたエクリン汗腺よりも大きいです。脂質(中性脂肪脂肪酸コレステロール)や鉄などの成分を含みます。

こやつはね特定の部位のみに存在する汗腺で、一般的に言われる「腋臭(わきが)」って言うのはこいつが犯人です!!!汗腺はデカいくせに部位が限局されているから、猫店長はある意味「少数精鋭部隊」だと思っています。

エクリン汗腺のところでも言いましたが、汗は放置するとアルカリ性になることで菌が繁殖して臭くなりますがこいつらは一味違う

元から弱アルカリ性なのだ!!!

まじふざけてますよね?!ただでさえ、汗出る量が多いのに元からちょっと臭いとかアポクリン先輩まじパネエっす!!( ;∀;)

つまり、アポクリン汗腺は弱アルカリ性で細菌感染が起こりやすいんですよ。

そして特徴に「思春期になると活発化するため、ホルモンの影響を強く受けます」

特にわきでは、アポクリン汗腺が細菌によって分解され、驚異的な臭いを放つまでに細菌が分解が高まると腋臭症、つまり「わきが」となります。

 

とまぁ、ざっくりとこんな感じですね!

次にお悩みなどで多いであろう「腋臭症」と「多汗症」についてご紹介。

腋臭症

これは汗に臭気を伴う総称で、主に「エクリン臭汗症」と「アポクリン臭汗症」に大別されます。

①エクリン臭汗症

ニンニク、香辛料、薬剤の摂取によって身体全体のエクリン汗に臭気を帯びる場合があります。

ちなみに、足のにおいは足底多汗症によって生じた汗が表皮細菌によって分解されることでくっさくなります。

②アポクリン臭汗症

これは綺麗なアポクリン汗自体は無臭なんですが、その中の脂肪酸が細菌により分解されて臭気の原因となります。思春期に発達し、精神的興奮や運動によって発汗は増加します。

 

多汗症(これ種類いっぱいあるよ~^^)

定義では「汗の量が正常以上に更新している状態」とされていますが、刺激によって出る汗の量は個人差があるので明確な区別はできかねるとされています。

なので多汗症は「⑴通常では起こり得ないと思われる条件のもとで診療的に発汗を認める場合②温熱または精神的な刺激に反応する汗が過剰と思われる場合」とされていると習いました()

多汗症は全身性多汗症と局所性多汗症に大別されます。

~全身性多汗症

・脳の視床下部の体温調節中枢の刺激による発汗で、生理的には「高温環境」「重労働」「妊娠」「閉経」

「肥満」などで生じます。

ちなみに、以下の病態で生じる場合もあり、「全身的異常の診断的な兆候として重要だよ~」って臨床現場で働いてた時に先輩看護師にアセスメントの材料として教えてもらいました!

それが以下の病態

⑴有熱性疾患

⑵体温調整中枢の異常:視床下部の腫瘍、外傷、炎症、パーキンソン病

⑶内分泌・代謝異常:甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、糖尿病(DM)低血糖痛風

⑷その他:高血圧、悪性リンパ腫

~局所性多汗症

精神性多汗・・・精神的刺激によって出る汗。主に顔、手のひら、わき、足の裏にみられる多汗症。働いてた病院の医者曰く大体の多汗症のほとんどがこれらしいですよ~。加齢とともに軽くなる傾向にあるけど多くの場合は、中年以降も症状が続くとか()

 

味覚性多汗・・・食事中の酸っぱいものや辛いもの、熱いものなどによる味覚神経への刺激で出る汗。主に額・鼻・口周りって顔しかないじゃん!!()

 でも、看護師の卵であるそこの看護学生は油断したらダメだよ?!大部分は生理的なものだけど、耳下腺の障害・脳炎・糖尿病などにも関係している時があるからアセスメントする時は要注意!(猫店長は新人の頃、観察不足で夜勤大変なことになり先輩に怒られた苦い思い出があります)

 

最後に、これは猫店長自身も美容分野に来るまで知らなかったびっくり事実

「自己臭恐怖症」

これは自分の身体から発せられる口臭や体臭が非常に強いものだと思い込んで「他人に迷惑をかけて嫌われているのでは?!」と不安や恐怖を感じる恐怖症。

確かに、自分の体臭って自分では分からない上に指摘しづらい事だからかなり不安になるよね

 

と言う感じですかね!

 

そしてその解決策の治療法もちゃんとありますよ!^^

お金はかかっちゃうけど()

 

一つ目が「ミラドライ」

これは皮膚の上から照射して、その熱でエクリン汗腺アポクリン汗腺の両方を破壊する治療法!

肌を切らないで治療が出来てダウンタイムがほとんどないので、手術みたいに身体への負担がとても少ないです!現在の腋臭症多汗症治療の中で効果とダウンタイムの最も優れたバランスを持った治療法です^^

2つ目が「ボトックス注射(わき)」

これはボツリヌス菌を注入する治療法。「え?!菌?!」って心配する方がいるかもしれませんがご安心を!

この子はエクリン汗腺に発汗命令を出す「アセチルコリン」と言う神経伝達物質の働きを阻害してくれるのでわきから出る汗を減らしてくれるんですよ。エポクリン汗腺への直接効果はないけど、エクリン汗を減らして、汗が混じりにおいが発生するのを防いでくれます。ただ、注射だから割と痛い><

多汗症はこの二つで結構改善できちゃったりしますね~

ボトックスに関しては持続効果が切れたらまたやる必要がありますけどね。

 

続いては、外科的療法!!こっちはもう力技みたいな感じですね()

1つ目が「シェービング法」

小さな穴からレーザーを照射し、その後に特殊なシェービング機でにおいの原因であるアポクリン汗腺を除去する手術。傷口も小さいのでオペ後の傷跡が気になるって方におすすめかもですね。ただし適応は腋臭症ですね。だって多汗症はミラドライとボトックスで十分だもの()

ただ、術後に圧迫が必要で安静の必要性と血腫や感染といったデメリットもありますが

2つ目が「完全摘出法」

ひとつひとつ丁寧にエクリン汗腺アポクリン汗腺を取り除いていくので効果は間違いなしで1回の治療で終わらせたい人向けですね。こちらもシェービング法同様のリスクはあるけど()

 

他にも外用薬だったりイオン導入機を使った治療法など様々ですが有名どころはこんな感じですかね!

 

 

そして意外な豆知識として

実は、脱毛でも汗のにおいって減らせるの知っていましたか??

よくよく、考えてみてください。

汗の水分自体にはにおいはありません。皮膚に存在する細菌に汗が付着して臭くなるんです。そしてその汗は毛穴から出てくるんですが、永久脱毛をすると、皮膚表面の毛穴は毛がなくなるので清潔を保つことができます。

そして人には再生して元に戻ろうとする機能があります。ピアスとか開けて数年放置すると塞がりますよね?あんな感じで毛穴も徐々に塞がっていくので、毛穴に潜む細菌は住処を失い汗に付着することができなくなって汗臭さがなくなるんですよ!

脱毛半端ねえ!!!!

なのでわきとか気になる方はわきの医療脱毛とかするともしかしたら変化が出るかもしれないですよ!

 

お肌ツルツルで綺麗になれて汗臭問題も解決できる可能性があるってことです!!

 

 

あとは単純な対策としては制汗スプレーやボディシート、デオドラントに服の着方など対策方法はいっぱいあるけど「本格的に悩んで金銭的に余裕が出てきたら治療して解決したい!!」って人は、上記に記載した治療法を美容クリニックや皮膚科クリニックで医師と相談するのもありだと思いますよ^^